CFD取引についてなら
サヤ取りとは、同一方向へ動くと予想される二つの銘柄のうち、一方を売って、一方を買うという取引を同時に行う売買手法のことです。
売りと買いを同時に仕掛けた二つの銘柄が、同じく同時に上昇、下降するわけですから、一方が利益の場合、もう一方は損失となります。
こう書くと「な~んだ、儲けの少ない投資方法なんだぁ~。。。」と、つまらなく感じるかもしれませんが、サヤ取りは儲けは少ないがコツコツ利益を積み重ねる手法の代表格で、世界三大利殖の一つに数えられるほどです。
FXと違って証券CFDを取引する場合、値幅制限を考える必要があると思います。
値幅制限とは、株価の暴騰や暴落を防ぐために一日のうちに変動可能な上下幅の制限を持たせるルールのことです。株価が暴騰し上の制限価格に到達することをストップ高といい、その逆に株価が暴落し下の制限価格に到達することをストップ安と言います。
ストップ高やストップ安になってしまった場合には、売買することができなくなってしまいますし、それが何日にも渡って続いてしまうこともあるので十分な注意が必要になってきます。
その点を考えるとサヤ取りは、買いだけ取引する場合や売りだけ取引する場合と違って、常に買いと売りを同時に仕掛けるため、暴騰・暴落時の値幅制限リスクを気にすることなくコツコツと利益を積み重ねることができる手法だと考えられます。
サヤ取りは、価格差(サヤ)が拡大・縮小する幅が大きければ大きいほど、利益が上げやすくなります。いくら相関関係が強い銘柄間でも、拡大・縮小の幅が小さい場合には、なかなか利益に結びつきません。 また、拡大・縮小の幅が重要ということは、短期よりも中長期向きの売買手法ということが言えると思います。
サヤ取りには以下のような種類があります。
限月の異なる同一商品を利用したサヤ取りです。限月間の歪みが大きくなった時に取引を開始し、歪みが正常な状態に戻った時に決済する取引です。例えば、2009年5月限のトウモロコシを買って、2009年7月限のトウモロコシを売るといった取引です。
取引所の異なる同一商品を利用したサヤ取りです。同一商品が複数の取引所に上場されている時に、その価格差を利用して取引します。例えば、日経225は日本以外に、米国とシンガポールで上場されています。これらの取引所ごとに大きな価格差が生じた時に、その歪みを利用して取引します。
商品の異なる関連性の高い銘柄を利用したサヤ取りです。例えば、世界の食糧需給の要因によって関連性の高いトウモロコシと小麦の価格差、原料と製品の関係があり関連性が高い大豆、大豆ミール、大豆油の価格差を利用して取引します。
このようにサヤ取りには、いくつもの種類があり、またCFD取引と組み合わせることでいくつもの組み合わせが考えられると思います。
CFD取引の「一つの口座で数多くの取引ができる」という最も大きな利点をフル活用できる投資手法だと考えられます。
余談ですが。。。
100年に1度の金融危機を迎えたことによって、個人投資家の危機管理へ意識が以前より強くなっているのを感じます。「痛い思いをして、はじめて気が付いた!」って感じでしょうかね。私も含めてですよ(苦笑)
積極的にレバレッジを掛けてトレードしていくには、それ相応の備えが必要です。資産を一気に増やせる可能性があるのだから、逆に資産を一気に減らす危険性もあるということをしっかりと意識しなければなりません。
このことは頭では分かっていても、本当の意味で理解していなかったという方も多いのではないでしょうか?
一方、商品先物は季節的要因を背景に、1年周期で大きな価格変動を繰り返しています。100年に1度の金融危機が、商品先物の世界では毎年のように起こっていると表現される方もいるくらいです。
そんな中で生き残っていくには、より慎重な資金管理と投資手法が必要なのでしょうね。
サヤ取りは、主に商品先物で使用されている投資手法で、ボラティリティが大きな相場でも慌てることなく、いつも通りのトレードができる手法だと思います。そういった意味では、より慎重な投資手法を求めている方にサヤ取りは適しているのかもしれません。
日本の個人投資家にとって一番なじみのある個別株に特化したサヤ取りについて説明されています。
標準偏差を利用した分析方法を使用することによって、より理論的なサヤ取りについて説明されています。日本現物CFDに限定して言えば、そのままCFD取引に使用することもできると思います。
よりシンプルにサヤ取りを理解するには最適な一冊だと思います。
今どんなサヤ取り銘柄が有効なのかを知りたい方は、パンローリング発行のパンレポートがおすすめです。パンレポートは相場全般のレポートですので、サヤ取り以外にもオプション売買など、何名かの執筆者がそれぞれの専門分野でレポートを書いています。幅広く投資についての知識を得ることができるでしょう。
サヤ取り屋の意見を数多く取り入れて作られた投資ソフトなため、サヤ取りに必要な機能が充実している投資ソフトと言えます。サヤグラフの表示から、商品先物の限月間のサヤを表示するサヤブロックも表示することができます。
商品先物だけでなく日本株式の価格データが随時更新されていきますので、多くのサヤ取り銘柄を見ていく時にも便利な投資ソフトだと言えます。
サヤ取りのプロたちにも高く評価されているようです。
サヤ取りは、シンプルだからこそ奥深いと思いますし、いろいろと応用の利く投資手法だと思います。ちょっとでも興味の持たれた方は、まずはおすすめ書籍から勉強を進めてみてくださいね。
サヤ取りと言えば商品先物がまっ先に思いつくと思います。その商品先物は穀物類から始まりました。日本の米相場が先物の起源だと言われていますし、アメリカで先物市場が始まった時の主力は穀物類でした。そういう意味でも商品先物と言えば穀物ですし、サヤ取りと言えば穀物類だと思います。次は代表的な穀物類について見ていきます。
トウモロコシは、世界の3大穀物と言われるほど生産量の多い穀物です。米国農産物の中でも最大級で、生産の80%がアイオワ、イリノイ、ミネソタなどの中央ベルト地帯に集中するため、その地域の天候が価格に大きく影響すると言えます。家畜飼料としての需要が60%と最も多いのですが、最近ではパイオエタノールとしての需要も増えています。
取引可能時間 08:00 - 20:00, 23:30 - 03:15
限月 3 5 7 9 12
取引可能限月 2番限月
スプレッド 4$
米国の大豆の生産量はトウモロコシ、小麦についで3番目です。世界の生産量のうち60%が米国で生産されています。大豆の生産も中央ベルト地帯に集中するため、天候が価格に大きく影響を与えています。生産量の90%が家畜飼料として使用されています。また、大豆を原料とした大豆ミール(Soybeans meal)や大豆油(Soybeans oil)の生産量や価格によっても大きく影響を受けています。
取引可能時間
大豆 08:00 - 20:00, 23:30 - 03:15
大豆ミール、大豆油 23:30 - 03:15
限月
大豆 1 3 5 7 8 9 11
大豆ミール、大豆油 1 3 5 7 8 9 10 12
取引可能限月 いずれも2番限月
スプレッド 大豆1$ 大豆ミール1$ 大豆油0.1$
小麦の生産はトウモロコシや大豆と違って世界中に広がっていることから、米国の天候よりも世界の生産量に大きく影響されると言えます。その関係で、米国からの輸出動向が大きな影響力を持ちます。また、小麦の価格は世界の食糧需給の要因によってトウモロコシと関連性が高いようです。
取引可能時間 08:00 - 20:00, 23:30 - 03:15
限月 3 5 7 9 12
取引可能限月 2番限月
スプレッド 3$
上記のような穀物類は、季節によって価格が大きく変動してきます。例えば、新穀と旧穀によって価格が全く違ってくることもありますから、この季節要因を上手く利用してサヤ取りを狙ってもおもしろいかもしれません。
また、先物取引では取引可能な限月は5~6あるのですが、残念ながらCFD取引では実質1つしか取引することができません。例えば、今が3月だったとすると5月限のみ取引可能です。
おそらくこれは、当限を避けた最も流動性のある限月を意識したものだと思います。米国の先物市場では、近い限月ほど出来高が多く取引が活発になっています。この点では日本とは逆です。
これによって、CFD取引では限月間サヤ取りは不可能と言えます。また、ラインナップから言っても、市場間サヤ取りも不可能なことから、穀物類を使ったサヤ取りは銘柄間サヤ取りを主に考えることになります。
本来サヤ取りの王道は商品先物です。商品先物に特化したサヤ取りについて説明されています。
商品先物の特性上ちょっと複雑で分かり難いサヤ取りをとてもわかりやすく説明されていると思いますし、どのようにサヤ取りの勉強を進めていけばいいのかもしっかりと書かれているので、本気でサヤ取りを勉強したい方におすすめの一冊です。
個人的には、何十年も前からサヤ取りで生き抜いてきた投資家の真髄に触れることができるという点も大変興味深いですし、読み物としても読みごたえがあり1日で読み切ってしまうほどおもしろい書籍でした。
この先は近日アップ予定です。
次はお勧めCFD取引会社です。
| ≪リスクを管理しよう! | CFD取引実践編 | CFD徹底活用術 ≫ |
オススメのポイント
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